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時計用語辞典か行

時計修理TOP時計用語辞典か行

か行・《     
【か】
外装
(casing)
外装とは、時計のムーブメント以外の部分のこと。ガラス・ケース・文字板・リューズ・ベゼル・プッシュボタンなどのことをいう。
回転計算尺
(circular slide rule)
回転計算尺とは、板状の計算尺を円形にして、腕時計に組み込んだもの。
回転ベゼルや文字板に表記された目盛りを操作することで、速度や距離、燃費の計算や、割り算、掛け算を行うことができる機能のこと。1942年、ブライトリングが世界初の回転計算尺付き腕時計「クロノマット」を発表した。
 ≪回転計算尺画像≫
ガスケット
(gasket)
合成ゴムや樹脂で出来たパッキンのこと。密着性を高め、時計内部への水の浸入を防ぐ。ケースと裏蓋の間や、リューズ・巻芯・プッシュボタン・ガラスなど、様々な箇所に用いられている。パッキンと呼ばれることもある。
カンヌキ
(yoke)
ゼンマイを巻いたり、時間を合わせたりといったリューズ操作にかかわる機構の部品のひとつ。
ツヅミ車の溝に入っており、オシドリの指示でツヅミ車をキチ車や小鉄車とかみ合わせる位置に移動させる役目を持つ。
回転ベゼル
(rotating bezel)
回転ベゼルとは、風防を固定するリングで、これが回転する物を云う。
GMTやクロノグラフなど、様々な特殊機能を持つ時計には回転ベゼルが用いられる。距離や残時間、経過時間などが計測できるものから、方位、計算尺や世界の都市名を配したものまであり、左右どちらにも回転するものと、ダイバーズウォッチなど、水中での誤操作を防ぐため左にしか回転しない、逆回転防止式のもある。
 ≪回転ベゼル画像≫
懐中時計
(pocket watch)
17世紀頃に誕生した、懐やポケット等に入れて持ち運びする携帯用の時計。
提げ時計とも云う。当初は、実用性よりもケースに装飾を施した嗜好品として珍重された。時代を追うごとに小型化が進み、それは腕時計の誕生へとつながっていった。
回転錘
(rotor)
回転錘とは、自動巻き機械式時計のムーブメントにおいて、主ゼンマイを巻き上げる装置の部品、自動巻き時計は、腕を振るなどの振動を受けることでこの錘が回転し、ゼンマイを巻き上げるしくみになっている。
半回転以下、半回転、一方向に全周回転するもの、そして現在の左右両方向に回転するものへと進化してきた。ローターとも呼ぶ。
 ≪回転錘画像≫
カナ
(pinion)
歯車の軸部分にある小さな鋼製の歯車のこと。歯車は真鍮製の大きな歯車と鋼製の小さな歯車の2枚で構成されている。一般に大きいほうを歯車、小さいほうをカナと呼ぶ。歯車同士のつながりは、大きな歯車と、相手側の小さなカナがかみ合うしくみになっている。また、鋼製の小さな歯車だけの部品も
あり、これもカナと呼ばれる。
≪カナ画像≫ 
カレンダー
(calendar)
日付、曜日、月、年などを表示する機能です。
 ≪カレンダー画像≫
角穴車
(ratchet wheel)
香箱真に取りつけられている、ゼンマイを巻き上げるための歯車。この歯車が、手巻きの場合はリューズを介した歯車と、自動巻きの場合は自動巻き機構の歯車と連動することでゼンマイを巻き上げる。香箱真と噛み合うように穴の形状が角型をしていることから角穴車と呼ばれている。逆回転防止のためコハゼでロックされている。
≪角穴車画像≫
ガンギ車
(escape wheel)
エスケープメント(脱進機)を構成する部品の一つ。ガンギ車とアンクルがかみ合うことで、歯車の回転運動が、アンクル、テンプの往復運動に変換される。歯先の形状が雪国の民家で見られる「雁木」と呼ばれる屋根のひさしに似ていることからガンギ車と呼ばれているとも言われる。
≪ガンギ車画像≫ 
緩急針
(index/regulator)
ヒゲゼンマイの長さを微調整するためのヒゲ棒を、左右にスライドさせることができるレバーのこと。これにより、遅れ、進みの調節が可能となる。
ただし、メーカーによって機構が異なる場合がある。
  ≪緩急針画像≫
【き】
機械式時計
(mechanical watch)
機械式時計とは、巻き上げられたゼンマイがほどける力を利用してテンプ(振り子)を動かし時間を表示する時計のこと。手動でゼンマイを巻く手巻き式と、ローターの回転によってゼンマイを巻き上げる自動巻き式がある。
≪機械式時計画像≫
キズ見
(loupe)
組み立てや修理を行うときに歯車や部品等を拡大し傷や汚れを見つけたり注油など細かい作業に使用する道具。 
  ≪キズ見画像≫
キチ車
(winding pinion)
リューズでのゼンマイ巻き上げに使用する部品のひとつ。ツヅミ車の回転力を丸穴車に伝達する歯車のこと。リューズを回転させると、巻真→ツヅミ車→キチ車→丸穴車→角穴車→香箱真へと伝わり、ゼンマイを巻き上げる仕組みになっている。
≪キチ車画像≫ 
逆回転防止ベゼル/
(divers bezel)
逆回転防止ベゼルとは、主にダイバーズウォッチに用いられ、時計と反対の一方向にしか回転しないベゼルのこと。潜水中に誤ってベゼルが回転しても潜水時間が短くなる方向にしか回転しないようになっている。
キャリバー
(caliber)
各メーカーが、ムーブメントを管理するために付けた、形式番号のこと。
「Cal.」と表記されることが多い。
ギョーシェ装飾
(guiloche)
ダイヤルの表面に繊細な模様を規則正しく彫り込む装飾技法のこと。
18世紀にアブラアン・ルイ・ブレゲが考案したと云われ、今では、機械による彫り込みや型押しのプレスもある。一部の高級時計は、専門職人の手作業により彫りが施されているものもある。
【く】
クォーツ時計
(quartz watch)
正式には水晶発振式電子時計という。水晶には、電圧をかけると歪んで振動するという性質と、逆に歪ませると結晶の両端に電圧を生じる電気を発生させるという性質があり、これを「圧電効果 (ピエゾ効果)」言い、この原理を利用して正確な時間を刻む時計をクオーツ時計と言う。
≪クォーツ時計画像≫
クロノグラフ
(chronograph)
クロノグラフとは、懐中時計または腕時計でストップウオッチ機能を備え、時計機能と同一動力源によってストップウォッチ機能をも動作させるものをいう。
なお、一部の特殊なクロノグラフでは、ストップウォッチ専用の主ゼンマイおよび輪列を、時計の主ゼンマイおよび輪列と個別に持つものもある。
 ≪クロノグラフ見画像≫
クロノメーター
(chronometer)
CICC(国際クロノメーター管理委員会)の管理下にある公的機関によって検定を受け、合格した高精度機械時計に与えられる称号。
検定の方法及び合格水準は【ISO3159・時計てんぷ式腕クロノメーター】に規定している。
【け】
ケース
(case)
ケースとは、懐中時計や腕時計などの文字板やムーブメントなどを収める外装部品で、時計のベルトを除いた胴体の外側部分のこと。
ムーブメントなどをチリやホコリ、衝撃から守る役目を果たす。「側」とも言う。
≪ケース画像≫ 
月差
(lunar inequality)
クオーツ式時計の 1ヶ月間の進み・遅れの度合いを表す用語。クオーツ時計の平均的な月差は±10〜20秒。機械式の精度は日差で表す。
原子時計
(atomic clock)
原子時計とは、セシウム原子やルビジウム原子の振動を信号源とした時計のこと。誤差は3千年〜3000万年に1秒と、人類が開発した最も正確な時計といわれている。この原子時計によって刻まれる時刻を、原子時と呼ぶ。
【こ】
コ―アクシャル脱進機
(co-axial escapement)
コ―アクシャル脱進機とは、イギリス人時計師のジョージ・ダニエルズが1978年に開発した新しい構造の脱進機のこと。
3つのツメ石をもつアンクルや、2つのガンギ車が用いられていることが特徴。
摩耗が少なく、アンクルへの注油がほぼ不要なのでオーバーホールまでの期間を飛躍的に延ばすことができる。
香箱
(barrel)
香箱とは、機械式時計の動力源となるゼンマイを収めた、薄い円筒状の箱の形をした歯車。外周に歯が切ってあり、二番車とかみ合っている。
箱の内壁と香箱真にゼンマイが固定されている。そのためゼンマイを巻き上げると、ゼンマイのほどけようとする力で、香箱真を中心軸にして箱の部分が回転する仕組みになっている。
≪香箱画像≫
小鉄車
(setting wheel)
時間合わせ時、ツヅミ車がスライドしてかみ合う、鋼製の小さな歯車。日の裏車とかみ合い、連動している。
≪小鉄車画像≫
コハゼ
(click)
角穴車が逆回転するのを防ぐ、ツメ形の部品のこと。
  ≪コハゼ見画像≫

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